閉眼供養をしないとどうなる?必要性やリスクについて解説!

閉眼供養をしなかった場合、以下のようなリスクが考えられます。

閉眼供養をしないリスク
  • お墓に魂を残したことが心に引っかかり続ける
  • 業者が撤去作業を引き受けてくれない
  • 親族間のトラブルにつながってしまう

この記事では、閉眼供養のリスクと必要性について、解説しています。

この記事のポイント
  • 閉眼供養をすることで、心の区切りもつきやすくなる
  • 閉眼供養は強制ではないが、一般的にはおこなうもの
  • 「魂」のためだけではなく、家族の心の安定のためでもある
  • 先祖に感謝を伝える機会で、家族との絆も深まる
目次

閉眼供養の目的

閉眼供養とは、墓石や仏壇に宿っていた「魂」を解放し、物そのものに戻すための宗教的な儀式です。
墓じまいや仏壇じまいをして、別の供養方法に移すためにおこなわれます。

きちんと供養することで、家族にとって心の整理もつき、区切りがつきやすくなります。

閉眼供養の流れやお布施については【閉眼供養とは?儀式の流れやお布施の相場、準備するものをご紹介】をご覧ください。

閉眼供養をしないとどうなる?考えられるリスク

閉眼供養は一般的にはおこなうものですが、強制ではありません。
「魂」が墓石に宿っているというのも科学的根拠はなく、宗教的なものという考えも現代にはあるでしょう。

しかし、お墓は家族全員とつながっているものであり、心の拠り所となる場所でもあります。
以下では閉眼供養をしないとどうなるのか、考えられるリスクを挙げていきます。

閉眼供養をしないリスク

お墓に魂を残したことが心に引っかかり続ける

閉眼供養をしなかったことで、「魂を残してしまった」という思いが心に引っかかってしまうかもしれません。
引っ掛かりが続くと、心理的なストレスとなってしまいます。

とく高齢の方や精神的に気にしやすい方がいる場合、儀式をおこなうことをおすすめします。

閉眼供養をする目的は「魂」のためだけではなく、残された家族の気持ちに区切りをつけるためでもあります。

業者が撤去作業を引き受けてくれない

閉眼供養をしなかった場合、墓じまい業者が撤去作業を引き受けてくれないことがあります。
実際に、その旨を公式サイトに記載している業者もいます。

親族間のトラブルにつながってしまう

閉眼供養をしなかったことが原因で、後々家族や親族間で揉める場合もあります。
「先祖をないがしろにした」といった感情が摩擦を引き起こし、関係が悪化する原因となることもあるでしょう。

閉眼供養の必要性はどれくらいあるのか?

閉眼供養の必要性は、それぞれの価値観によって変わるものです。

ただ、知っていただきたいのは、閉眼供養は単なる宗教的儀式にとどまらず、心の安定と家族の絆を深めるための役割も担っているということです。

いま、私たちがいるのは、命を繋いでくれた人々の存在があったからです。
先祖への感謝の気持ちを表す機会としても重要な意味を持つため、閉眼供養は大切な儀式だと言えます。

まとめ

閉眼供養は、物に宿った魂を解き放ち、心の整理をつけるために重要な儀式です。
儀式しなかった場合に、心の引っ掛かりや家族間のトラブル、撤去作業の遅れなど、さまざまな問題が生じる可能性があります。

閉眼供養をおこなったら、ぜひ先祖への感謝と敬意を示しましょう。
家族の心に安らぎをもたらし、安心して新たな生活を迎えられるようにしてくださいね。

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