墓じまいをして不幸や体調不良を感じる理由は以下のようなものが考えられます。
・先祖に失礼なことをしたという罪悪感
・「祟り」や「バチが当たる」などの恐怖感
・親族と意見が合わず、ストレスを感じる
・お墓をしまうことで心の拠り所を失う不安
この記事では墓じまいで感じる不幸や体調不良をそれぞれ紹介したあとに、対策や気を付けるべきことを解説しています。
- 次の供養へ移すことを申し訳なく思うときは、現代の新しい供養を前向きにとらえる流れに乗ってみよう。
- 不幸や体調不良を感じたとしても、結び付けようとしなくて大丈夫。
- 霊的なトラブルが心配な方は、閉眼供養を怠らず、必要であればお祓いを依頼しよう。
- 墓じまいで疲れが溜まったときには、心身両方へ、アプローチをしよう。
- 墓じまいは終わりではなく、新しい供養の始まりという意識を持つことが大切。
墓じまいで不幸を感じるのはなぜ?
墓じまいを進める際、人々はさまざまな理由で不安や不幸を感じることがあります。以下では、その主な原因について詳しく説明します。
ご先祖を失礼に扱ったという罪悪感
代々受け継いだお墓を撤去することに対し、「先祖をないがしろにした」という罪悪感を抱く人はとても多いです。
お墓を閉じることが心理的負担となりやすいのは、単に個人だけの問題ではなく、先祖を大切にする文化が根強いことも影響しています。
「祟り」や「バチが当たる」といった迷信への恐れ
ご年配の方を中心に、お墓に関する儀式や供養を怠ると不幸が訪れるという信念が根強く残っています。
上記のような迷信は実際のリスクではないものの、心にストレスを与える要因となります。
親族間の意見対立によるストレス
墓じまいについて親族で話し合う際には「お墓をしまうタイミング」や「墓じまい後の供養方法」など、各自の考えや価値観がぶつかることがあります。
親族同士の意見対立は精神的な疲労を招き、関係性にヒビが入ってしまうと修復にも労力が必要です。
親族に墓じまいを反対された時の対処法については【親族に墓じまいを反対される原因と対処法】をご覧ください。
心の拠り所を失うことへの不安
お墓は多くの人にとって、心の拠り所となる場所です。
先祖への感謝や家族の絆を感じる場がなくなることで、精神的な不安を感じることもあります。
墓じまいが原因で起こりやすい体調不良
墓じまいに伴う体調不良は、決して珍しいことではありません。ここでは、その具体的な理由を解説します。
- 長期間の準備による体の疲れ
- お墓に対する責任の重さ
- 親族や寺院とのトラブルからくるストレス
- 生活習慣の乱れや睡眠不足
親族や寺院とのトラブルからくるストレス
墓じまいの過程では、親族や寺院との話し合いがあります。
多くはありませんが、意見の食い違いや高額な離檀料を請求されるなどのトラブルは実際にあります。
苦しいストレスを避けるためには、初期段階からの丁寧なコミュニケーションが欠かせません。
親族や寺院と揉めたときの相談先は【墓じまいで起こるトラブル|相談先やスムーズに進めるためのポイント】でご紹介しています。
長期間の準備による体の疲れ
墓じまいでは、親族との話し合いや代行業者との調整、寺院との相談など、さまざまな作業が重なるため、体の疲れが溜まります。
とくにご年配の方の場合、体力の限界を超えないよう、無理なく準備を進められる工夫をしましょう。
お墓に対する責任感の重さ
「お墓をとじる」という決断は、多かれ少なかれ精神的負担が伴います。
受け継がれたお墓の最後を見届ける役割りは、責任があるうえに、トラブルが起こってしまうとストレスはかなり大きいです。
精神的な負荷は自律神経の乱れにつながり、心身にさまざまな不調が現れることがあります。
生活習慣の乱れや睡眠不足
墓じまいの準備や作業が忙しくなると、生活習慣が乱れることがあります。食事の時間が不規則になったり、十分な睡眠を取れなかったりすることで、体調を崩してしまうケースも少なくありません。
特にストレスがかかっているときは、意識的に健康管理を行うことが求められます。
良い墓じまいをするために気を付けること
円滑に墓じまいを進めるためには、準備段階での工夫が重要です。以下のポイントを押さえておきましょう。
トラブル回避のため、見積もりは複数とる
墓じまいには、墓じまい代行業者の協力が必要です。
業者を選ぶときには、かならず複数の業者から見積もりを取り、比較検討するようにしましょう。
適正価格で依頼することは、経済的負担を軽くするだけでなく、後々のトラブル回避に繋がります。
信頼できる墓じまい代行業者をまとめて比較したい方は【墓じまいはどこに頼む?|おすすめの代行業者11選を徹底比較!メリットとデメリットもご紹介】をご覧ください。
きちんとした供養で霊的なトラブルを防ぐ
霊的なトラブルを避けたいと考える方は、墓じまいをする時の閉眼供養は怠らないようにしましょう。
また、墓じまいを後の遺骨は家族や自分自身が納得のいくものを選んでくださいね。
親族や寺院と十分に話し合いをする
話し合いは面倒で億劫に感じられるかもしれませんが、墓じまいをスムーズに進めるためには、親族全員が納得することが大切です。
意見がなかなかまとまらないときには、専門家のアドバイスを受けることも検討してください。
お世話になっている寺院に対しては、墓じまいを決めた時点で早めに相談することが大切です。
事前に了解を得て、手続きをスムーズにおこないましょう。
スケジュールに余裕をもって動く
墓じまいに限ったことではありませんが、スケジュールに余裕を持たせることで、精神的にも肉体的にも負担を軽減できます。
墓じまいは手続きや話し合いがともないますので、後回しにする方が多いです。
しかし、お墓を維持するコストもかかるので、早めに動いて、きちんとお墓を整理できるようにしましょう。
不幸を感じても、自分を責めない
もしも墓じまいをしたことで罪悪感を抱いたり、体調不良を招いたとしても、さらに負の感情を重ねないことが大切です。
たとえば、自分を責めたり、バチが当たったのではないかと思いこんだりすることは、悪循環を生むことになってしまいます。
墓じまい後に起こりやすい体調不良への対策
墓じまい後の体調をととのえるには、十分な睡眠とバランスの良い食事を1番に心がけましょう。
体と心は繋がっていると言いますので、心身をリラックスさせるような活動を取り入れ、ストレスを効果的に和らげるのもおすすめです。
また、自分自身の負担が大きい場合は、ひとりで抱え込まずにプロを頼ることも大切です。
手続きの代行や寺院の離檀交渉代行、遺品整理など、お金はかかりますが助けてもらうことができます。
それでも体調不良が長引く場合は、迷わず医師に相談しましょう。
早めの処置をおこなうことで、回復への道のりも短くて済みますよ。
まとめ
墓じまいは、心理的にも身体的にも負担が大きいプロセスです。しかし、親族間の協力や専門家の力を借りることで、スムーズに進めることができます。
心身のケアを怠らず、前向きに新しい供養の形を受け入れることで、不安を軽減し、心の平安を保つことができます。大切なのは、先祖への感謝の気持ちを忘れずに、家族全員が納得できる形で進めることです。
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