ハワイでの散骨の費用相場は、代行散骨で15万~30万円ほど、個別散骨で約30万~60万円ほどかかります。
さらに、ハワイへの渡航費用に10万~30万円、現地での宿泊費用に1泊1万~3万円も予算に含める必要があります。
- ハワイで散骨をおこなうのに必要な費用の総額は約60万~125万円ほど
- 追加費用には、オプションサービスや、現地での食事、観光費用などがある
- ハワイの伝統を取り入れながら、美しい自然の中で故人を送り出すため、日本での供養より記憶に残る
- 日本での散骨よりコストがかかり、散骨後は気軽にお参りがしづらくなる可能性がある
この記事では、ハワイでの散骨プラン別の費用やサービス内容、追加費用について分かりやすく紹介しています。
ハワイでの散骨プラン別の費用とサービス内容
ハワイでの散骨には、おもに「個別散骨プラン」と「代理散骨プラン」があります。
以下では、それぞれの費用やサービス内容を見ていきます。
個別散骨プラン
個別散骨プランは、ご家族や近しい方々で実際にハワイに渡航し、散骨をおこなうプランです。
船をチャーターして散骨をおこなうため、プライベートな空間で故人を送り出すことができます。
費用相場は約30万~60万円ほどで、船のチャーター代やセレモニーの準備費用が含まれます。
代理散骨プラン
代理散骨プランは、遺族が現地に行けない場合や、諸事情で散骨を代理業者に依頼するプランです。
このプランでは、現地の業者が責任を持って散骨を執り行います。通常は写真や動画で散骨の様子を記録し、依頼者に報告する形を取ります。
代理散骨の費用相場は、15万~30万円ほどで、散骨代行の手数料、船の使用料、そして記録作成費用などが含まれます。
ハワイでの散骨にかかる追加費用について
ハワイでの散骨で基本プランの費用以外に、追加で発生する可能性がある費用は以下です。
- 渡航・滞在費用
- 粉骨費用
- オプションサービスの費用
渡航・滞在費用
個別での散骨プランを選んだ場合、参加者全員の渡航費と滞在費が必要です。
航空券代は時期によって変動しますが、往復で1人あたり10万円~20万円ほどが相場です。
ホテルの宿泊費は、1泊あたり1万円~3万円ほどかかると思っておきましょう。
粉骨費用
粉骨とは、遺骨をパウダー状にし、散骨しやすくするための処理です。
散骨をする場合、必ず粉骨をおこなわなければなりません。
プランに粉骨も含まれていれば問題ありませんが、業者によっては、日本で粉骨を済ませなければならないこともあります。
粉骨のみを依頼する場合の費用相場は2万~5万円ほどです。
オプションサービスの費用
ハワイでの散骨をより特別なものにするために、さまざまなオプションサービスを利用することができます。
例えば、ウクレレの生演奏や、フラダンサーの演出、牧師によるハワイ流の儀式などです。
オプションの費用は、4万円~10万円程度が相場ですが、サービス内容や業者によって違うため、よく比較しましょう。
ハワイでの散骨のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
美しい自然の中で故人を送り出せる 故人がハワイ好きの場合、特別な儀式になる 海外の散骨でより記憶に残りやすい ハワイの伝統を取り入れた温かい儀式が可能 観光を兼ねることができる | コストがかかる 現地の法規制や手続きに従う必要がある 家族の理解を得にくい場合がある 移動が大変 気軽にお参りができない |
メリット
美しい自然の中で故人を送り出せる
ハワイの美しい海や自然に囲まれた環境で、故人を見送ることができます。
青い空と透明な海に抱かれるセレモニーは、心に残る感動的な時間となるでしょう。
故人がハワイ好きの場合、特別なセレモニーになる
ハワイや美しい海を愛した故人にとって、ハワイでの散骨は最もふさわしい追悼の形です。
生前の思い出の地で、感謝と敬意を込めて送り出すことができます。
海外の散骨でより記憶に残りやすい
特別な場所での散骨は、遺族にとっても深い思い出となります。
非日常の体験が、故人への想いをより鮮明に刻むきっかけになるでしょう。
ハワイの伝統を取り入れた温かい儀式をおこなえる
フラダンスやレイの献花など、ハワイの伝統を取り入れた儀式は、日本の葬送とは違い、温かく穏やかな雰囲気のセレモニーです。
故人の魂を自然と調和させるひとときとなります。
観光を兼ねることができる
ハワイでの散骨は、家族にとっても癒しの旅行になるでしょう。
故人を偲びながら新たな思い出を作る機会にもつながり、さらに思い入れの強い地となりますね。
デメリット
コストがかかる
海外での散骨は、渡航費や現地での滞在費用が発生するため、国内でおこなうよりも高額になります。
予算にある程度の余裕が必要です。
家族の理解を得にくい場合がある
海外での散骨は、従来の日本の供養方法とはかけ離れてしまうため、家族から理解を得られないこともあるでしょう。
全員が納得するまでに、時間や労力を必要とする場合があります。
移動が大変
遠方のハワイまで遺族全員で移動するのは、時間的・体力的な負担が伴います。
とくに高齢者や小さな子どもがいる場合には、負担を軽減する配慮が必要です。
気軽にお参りができない
散骨をおこなった海が遠方にあるため、後日気軽に訪れることが難しくなります。
お参りの機会を持つ際には、新しい方法を考えなければなりません。
ハワイでの散骨に関するよくある質問
- ハワイでの散骨に特別な許可は必要ですか?
ハワイでの散骨には、現地の法規制を遵守する必要がありますが、特定の許可が必要な場合もあります。特に公有地や海域での散骨には注意が必要です。
業者に依頼する場合、許可の手続きも代行してくれることが多いので、確認してみると良いでしょう。
- 散骨の際、遺骨はどのように処理しますか?
散骨に適した状態にするために、遺骨は粉骨処理されるのが一般的です。この作業は日本国内で行う場合もありますし、現地の業者に依頼することも可能です。
粉骨された遺骨は、環境に配慮した方法で散骨されます。プランによっては、セレモニー用の容器なども提供されることがあります。
- 現地に行けない場合でも散骨は可能ですか?
現地に行けない場合でも、代理散骨プランを利用すれば散骨が可能です。このプランでは、業者が代行して散骨を行い、その記録を写真や動画で報告してくれます。
遠方に住んでいる方や、高齢で移動が難しい方にとって便利なサービスです。
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